尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

尾山製材 倉庫参観日2018


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【尾山製材 倉庫参観日2018】

『原木解体ショー』
11/9(金)
楢・楓・栃などのスポルテッド模様はどうしてできるのか、虫喰い楢はどうしてできて何を及ぼすのか、そして中を見るまでどんな表情をしているのか分からない原木の状態でどこを見て選ぶかについてお話いたします。
今回の倉庫参観日では、マグロの解体ショーのような『原木解体ショー』を開催いたします。どのように原木が製材されているのかをご覧いただき、虫喰い楢・楓・栃などの原木を切って、中からスポルテッド模様が出てくる瞬間をお楽しみください。

1回目:13時~
2回目:15時~

事前予約制で定員10名ほどを予定しております。
ご予約のお申し込みは、下記のURLからお願いいたします。
Googleのフォームへリンクしています)
https://drive.google.com/open?id=1vP31utLj4RyDLaN1upXy4qA7GVMhYW_XJdX59QCOasM



『尾山製材 倉庫セール』
11/10・11 (土・日)
尾山製材が集めた虫喰い楢をはじめとした、楓や栃などのスポルテッドウッドの製材品、突板、巾接ぎ板、さらには希少な原木たちを展示即売を開催いたします。

場所:富山県下新川郡朝日町道下708 


販売する材木などの情報については、
下記のURLの
Facebookイベントページ 尾山製材 倉庫参観日2018で、
徐々に発表していきます。

木工用みつろうオイルの試作段階でいただいた感想

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ようやく、
木工用みつろうオイルが完成いたしました。
弊社のHPでも販売を開始しました。


開発秘話として、
数人の家具屋さんに
木工用みつろうオイルの試作を提供して、
感想をもとに試行錯誤していました。

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弊社のものづくりに協力していただけれる方がいて、
完成した商品です。


クラウドファンディングの「未来ショッピング」の下記のサイトにて、
木工用みつろうクリームと新商品とをお試し価格での販売をしております。

この価格での販売はあと9日ですので、
ご興味ある方は是非この機会をご利用ください。








緑色の理由 木工用みつろうオイル

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2月中旬から発売予定の
木工用みつろうオイルの緑色の理由についてです。


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自然塗料は油臭く塗りにくいということを私は感じてました。そのことを改善した自然塗料を作りたいと思って、木工用みつろうクリームを開発しました。

でも、
最初は良くても経年により、どうしても酸化により油臭くなり油が硬くなり塗りにくくなります。

そこで酸化に強い緑茶成分の緑色で、
それを改善できることを発見しました。

それが、
木工用みつろうオイルです。


先行的にクラウドファンディングも行ってます。

未来ショッピングというサイトです。
https://nikkei.en-jine.com/projects/oyamaseizai




尾山製材:http://www.oyamaseizai.com/

5t材木の滑車を押す男

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乾燥機に材木を入れるために、
滑車に材木を桟積みします。
弊社の乾燥機にはおよそ5立方メートルが入るので、目一杯の材木を積むとやく5tの重量となります。

今回はその目一杯積み込んだ約5tの材木を載せた滑車を一人で乾燥機に押し入れた模様を動画にしました。





この次の日から3週間ほど首の痛みに悩まされました。
無理は禁物です。
この動画を見直すと首の痛みが出そうで見直せません。



尾山製材:http://www.oyamaseizai.com/

木工用みつろうオイルとクリームの違い

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木工用みつろうオイルとクリームの違いと塗り方について動画を作りました。

なぜ、オイルは緑色なのか?

木工用みつろうクリームを長期保存した時の酸化した様子についても動画に撮りました。

 
 



なぜ、
木工用みつろうオイルを作ったのかについてですが、
酸化する事で品質の劣化をとめるのを自然素材のみで挑戦したかったからです。
長期間の塗りやすさ維持と酸化臭を抑えるためを可能にできればということに挑戦しました。

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木工用みつろうオイルを塗ったものが左側で、右側が無塗装です。
上から、楓・桜・胡桃・虫喰い楢墨流し杢です。

 
下記のURLの未来ショッピングのサイトで先行的にお試し販売しております。
※商品の発送については2月末ごろの予定となります。

https://nikkei.en-jine.com/projects/oyamaseizai



尾山製材:http://www.oyamaseizai.com/

商品化決定!! 木工用みつろうオイル

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1年半以上の歳月をかけて、
木工用みつろうクリーム液体バージョンがようやく商品化にこぎつけました。
名前は、
「木工用みつろうオイル」です。
発売開始は2月中ごろを目指しております。



下記のURLのサイトでクラウドファンディング的なことをスタートしました。

未来ショッピングで、
お試し的は販売を開始しました。
お届は2月中ごろを目指しております。

ご支援いただければ幸いです。




アマゾン ベストセラー1位

弊社の愛犬の肉球用みつろうクリームが、
アマゾンでベストセラー1位となっていました。

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8年近くこの商品を販売してきて、
しかも、材木屋が作っている愛犬の肉球用みつろうクリームとなると
そもそもなんでとなる?
愛犬家でもない私がなんとなく作り上げた商品ですが、
継続してきたことで作り手の思いが商品にのっかつて伝わってじわじわと人気が出ている商品って、
凄い嬉しいことです。


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本当に1位と疑問に思いながら見ていたら、
カテゴリーが「防湿・調湿材」となっていた。

どこに位置づけされているかはさておき、
レビューは40件入っていて星4.0だから購入者にとっての満足度もまずまずなのですね。



展示会以外で、卸のお取引が始まるとバイヤーさんと直接商品について聞かれることが意外と少ない。
まれに商品について電話してくれるバイヤーさんがたまにいます。


ペット屋さんに勤務されていたバイヤーさんから、
この肉球クリームは抜群に良いとほめられたことがあります。
このジャンルの商材は結構たくさんあって、
いろいろと試したが塗り心地や香りが絶妙と大絶賛の評価をいただきました。
どうして作られたのですかと質問され、
「使い心地を一番に考えて作りました。既存の商品は香料が入っているものが多くて、
無香料のものがそもそもなく、成分などのうんちくがモリモリ感が凄く載せてある感じがした。」
「でも、使い心地を優先させているものが少なく感じて自分自身の心地よさを求めて作った。」
と返答。
とっても納得していただきました。


こんな商品も作りつつ、
国産広葉樹と真摯に向き合っている材木屋です。


木工用みつろうクリームを開発して10年になります

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「人と自然に優しい」をコンセプトに使用される方の使い心地や自然素材の原材料にもこだわり作り始めました。開発から10年ほど経過する中で使用されるお客様の声からは、私が開発時に商品に込めたコンセプトを感じてられるお声をたくさんいただいており驚かされます。材木屋が手軽に木製品に愛情を注いでいただくためにメンテナンスできる商品です。使用されてこそこの商品の使い心地の良さを感じれる商品です。最近ではプロの木工家の中でも愛用者が多くて驚かされます。


この商品を開発するうえで、
なんといっても原材料へのこだわりです。
自然素材へのこだわりということですが、原材料は蜜蝋と植物性油をブレンドしたものです。蜜蝋はミツバチの巣を精製したもので、植物性油は植物の種子を圧搾した油などです。酸化臭を抑えて伸びのより塗り心地をさせるために植物性油のブレンドが製造に関する一番の工夫です。
でも、
この商品を開発する前段階で昔の人々の暮らし方について自分なりに考えてみました。
自分たちで油にしろ蝋にしろ仕入れるのではなくて
原材料の栽培をして精製していたんだということを考えると自分でもどうしてもやりたくなりました。
そこで原材料を精製を自分で作ることをしてみました。
ミツバチを3年ほど飼って蜜蝋を精製しました。
植物性油の製油にもチャレンジしました山に入り胡桃の実を取り殻をむき実をいつてすりつぶして小さじスプーンくらいの大きさを布で包みニンニクを潰す治具に入れて一滴一滴絞って半日かけて200ml位絞りました。この経験をしたことによって原材料の提供いただいている方には感謝しかありません。

生産・製造工程には手作業でしております。


この商品を開発するうえで人の使い心地を一番に考えました。
既存の蜜蝋をベースとしたワックスとの対比もあるのですがどの商品も酸化臭の強い商品が多く、
自然塗料の大半は乾性油をベースにしているものが多いのでどうしても酸化臭が強くワックス自体の塗りにくさを感じものが多いのです。

木製品のメンテナンス塗料として人の使い心地というと臭いと塗り易さだと思い自然素材の原材料にこだわって酸化臭を抑える工夫と伸びのより塗り心地の原材料の配合を模索してました。
使う人のためということを一番に考えております。
初めて使用される方でも布さえあれば簡単に塗れて失敗することがない商品です。
最近ではプロの木工家の間でも使用感が良いということで評判となりメンテナンス用としてご愛用いただいております。
販売を開始してから7年経過してようやくこの商品のファンの多さを感じられております。
この商品な素晴らしい商品を作ってくれてありがとうと感謝のお声もいただいたこともあります。
うちの木製品をこの商品で塗ることで商品の品格が数段上がるとも言われました。
私自身この商品によりいろんなことを教えていただきました。

流通のイロハもわからずに商品化をして販路拡大なんか普通はできないのですが、
この商品はどこからともなく多くの販路を引き寄せてくれました。今では自慢の子供のような商品です。

なにをいっても、
この商品を支えていただいているのは商品の愛用者だと思っています。
この商品よりもさらに良い商品が出た時のために工夫を続けないといけないのですが、
そのまでの工夫なんてなかなか出てくるものでないです。
なので、
愚直に愛用者の求める声を聴き続けて自分の感性を磨き続け商品を愛していただくためのヒントを探し続けるしかないのかと思います。

私は材木屋です。
原木を見て製材をします。
原木を仕入れるときに木の小口からいろんなことを想像します。
そして、
その仕入れた原木に鋸を入れるときにどんな厚みでどこから入れるかを考える時が想像から現実(結果)になる瞬間で材木屋冥利を一番に感じる瞬間でもあります。

愛用者の声から本質の声を探す作業は想像であり、
商品について考えてこうどうすることが現実(結果)に照らし合わせる作業です。
その作業が製材することと似ているので商品を作る面白い瞬間であり恐ろしい瞬間でもあります。


こんな長文になりここまでお付き合いいただい方には何もありませんが、
ここまで書いてよいのかと思うくらい私の愛すべき木工用みつろうクリームについて書きました。



富山県産楢の鳥眼杢

鳥眼杢【バーズアイ】と言われる材木があります。漢字の通りに鳥の眼のような杢が沢山のある材です。

私の推測なのですが、
木に何らかのストレスが加わり葉節が沢山のようにある材に出来る杢だと思ってます。

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富山県産楢を厚み20ミリに製材した材を検品してて驚きました。
原木の時点で確かに小口に葉節は確認してましたがこんな鳥眼杢までは推測出来てませんでした。


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末口です。
末口だけではわかりませんね。

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側面の樹皮を剥がすとなるほど此処まですればわかったな。

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腰板用に製材してますが、
これを入れても良いのかわかれませんがもう製材しましたのでどうにも出来ません。


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虫喰い楢を羽目板用に製材

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富山県産楢の丸太です。
土場で一年くらい寝かせました。


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樹皮が簡単に剥がれ落ちるくらいで、
剥がすと木肌に墨流し模様があり期待も高まります。

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土場に丸太を積み重ねておくと楢はこの季節にはキノコも生えます。

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製材します。

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製材しました。

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仕上げの幅をもう少し広く考えた厚みの板に製材しました。。
これを今度は仕上げ厚みを考えて板に再度製材します。

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見事な墨流し杢も沢山出ました。

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桟積みしていきます。


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なかなかの杢です。

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ひたすら桟積みしてきます。

屋外で天然乾燥させた後に、
人工乾燥をして羽目板用になっていく予定です。



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虫喰い楢床材に木工用みつろうクリーム液体バージョンの試し塗り

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娘達と自宅の虫喰い楢床材とブラックウォールナットのテーブルに木工用みつろうクリーム液体バージョンの試し塗り。

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まずは掃除から始めます。

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試し塗り開始です。
この時点では娘達は遊び行きました。


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ウォールナットのテーブルに塗りました。

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塗り終わりました。
良い感じに仕上がりました。


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塗り重ねのメンテナンス用だと
六畳の面積を塗布して、
50mlも減りませんでした。



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木工用みつろうクリーム液体バージョンの試し塗り

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木工用みつろうクリーム液体バージョンの試し塗りします。

50mlでベニアに何平方メートルを塗れるだろうか?
ベニア一枚が1.65平方メートルです。

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刷毛でぬるよりも布で刷り込みほうか均一で塗布てきるので、布で試しました。


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塗るとこんな感じで濡れ色に色が濃くなり木目が鮮明に感じます。
木工用みつろうクリームを塗った仕上がりと同じ感じになりました。

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ベニアを一枚塗りました。

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2枚目に入ります。

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2枚目を塗って使い切りました。


木工用みつろうクリーム40gてば4平方メートルは塗布できるので、40gよりは塗布面積が少なくなりましたが、50mlで約3.31平方メートルを塗布出来ました。





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低温抽出の国産蜜蝋を使用してます

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低温で抽出した国産蜜蝋です。
その蜜蝋で、
愛犬の肉球用みつろうクリームを作ってます。


材木屋ですが、
愛犬の肉球用みつろうクリームも作ってます。

素材にもこだわってますが、
この商品のために国産蜜蝋の低温で抽出した粘りっけのあるみつろうだけで製造してます。

私のこだわりだけで、
色んな工程を増やしてますが、
商品の良さに繋がってるかはわかりませんが色んなこだわりだけでやってます。



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木工用みつろうクリーム液体バージョンの開発に取り組んます

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昨年の4月から、
木工用みつろうクリームの液体バージョンに取り組んてます。
かなり試作品もかなり多くなってきましたが、しかし、まだ迷ってます。

木工用みつろうクリームも沢山の方々に愛されてますが、このクリームを超える商品づくりとなるとかなりのプレッシャーであるのと私の思ってる方々が本当に求められる商品であるだろうかを考えると狙いが定まらないが時期も迫ってる。

こんなプレッシャーがたまらないです。






一年前に液体バジョンの試作品を塗っている動画です。

もう少し粘度を弱めたくて試作重ねている段階です。




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虫喰い楢の挽き板

挽き板ってごぞんじでしょうか?

突き板はよく耳にします。
2ミリ以下の厚みにスライスした板を突き板と呼んでます。


そして、
挽き板とは突き板よりも厚く板で、
3ミリ以上の板となります。
鋸で挽くので挽き板と呼んでます。


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突き板はロスが無くスライスするのに対して、挽き板で4ミリを作るのに5ミリで挽いて1ミリをプラナーで落とす。挽くのに3ミリくらい鋸でひいておが屑となるので4ミリロスになる。4ミリとるのに4ミリがおが屑となる。


当然、突き板よりも単価は跳ね上がると思いますが、

挽き板の流通価格なんて全くわからずに挑戦しています。
最近知りましたが突き板の単価は平方メートル単価です。

一般的な材木単価は立方メートル単価であり、石単価などや場合によって、
坪単価となりとっても複雑な計算になります。

数字に強くなければ材木屋は務まりません。




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虫喰い楢の活用してもらうために突き板や挽き板を模索しております。
そこで、
挽き板の要望を頂いたので挑戦しました。




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乾燥しきっている虫喰い楢の辺材があったので挽き板5ミリに挽きました。







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かなり動きが出ると思いましたが、

それほどでなく意外と真っ直ぐになっています。

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30枚ほど挽きました。

動きが出てくるので積み上げて重りを載せて動かないようにしました。

どんな展開になるは、
全くわかりませんがこの素材をたくさんの方々に知ってもらうために材木屋としての挑戦として取り組んでおります。





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