尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

柿渋ブラック・・・  その後

4/9に柿渋ブラックをアップした後の様子です。
『柿渋ブラック』:http://blogs.yahoo.co.jp/gfxdj417/archive/2008/04/09
『柿渋と釘』:http://blogs.yahoo.co.jp/gfxdj417/archive/2008/03/30


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左が柿渋ブラック(柿渋に釘を入れて黒色変色したのもです。)を1回、2回、3回と塗ったものです。
右は蜜蝋ワックスを塗った上に柿渋を1回、2回、3回と塗ったものです。
先日、アップした時よりも柿渋ブラックは黒さを増しております。
この写真では変わりないように見えますが・・・
蜜蝋ワックスを塗った上に柿渋を塗ったものはあまり変化が感じられません。


イメージ 2


右が柿渋です。この柿渋は富山県にある製造元より購入したもので、
市販されている柿渋よりもかなり濃い柿渋です。
ですから、ゲル化するのが早いです。
それだけ、粘土の高い柿渋だということです。
左が柿渋ブラックです。
もう釘は入ってないのですが、この黒さと時間が経つにつれて
普通の柿渋より粘土が高いせいかはわかりませんが、
ビンの周りに付着したりゲル化を通り越して固形状のダマになっています。


柿渋のタンニンと鉄分が合わさって黒色になるが、
鉄分は水と紫外線によって錆びるので屋外で使う塗料としては木材を弱らせるので、
水や紫外線の当たらない室内で使うものにされる塗料として使用しても問題はないです。