尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

柿渋(無臭と有臭)の重ね塗り

先日、柿渋(無臭と有臭)を塗るをアップしました。

そして、
柿渋を重ね塗りしました。



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上の2枚が有臭柿渋を塗ったものです。
下の2枚が無臭柿渋を塗ったものです。


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まず、
無臭柿渋から刷毛で塗ります。


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刷毛の左側が柿渋がたまり、
この状態で乾かすと色むらになるのです。



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そこで、
刷毛でしっかりと伸ばして柿渋を均等に塗ることを心がけましょう。
木の状態(カンナなどでのし上がり状態)によって逆目などの場所は吸い込みが違うので
色むらになりやすいです。



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塗り終えてある程度乾いたら
余分な水分を布でふき取りましょう。
色むらを防止するためです。


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完成です。
まだ、あまり色の違いはありませんが、
時間と日の当たり具合で発色が違いますので
今後また書いてきます^^




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これは私の蜜蝋ワックスといろんな自然塗料を塗り比べて、
木材試験場に実験に出すのです。

今週中には結果が出ますので、
詳細はそのときアップします^^