尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

楢の薪から学ぶこと


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楢の薪を見てたら、
思わず見入ってしまった。

菌によるスポルテッドウッドになる様子がとってもわかりやすい。



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丸太の小口で見ると中の様子は想像しかないが薪で見ると中の様子もわかり易い。

 
 
製材するとどのように模様が出るかは答えになるが、
製材前にどよのうに鋸を入れたりするか非常に悩むときがある。
それは丸太の中の様子がわからないからで、

想像の世界でしかない。


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沢山の木の切断面を見るというのは材木屋にとって非常に勉強になります。
沢山の経験をすることが役に立つことがあるので、
しっかりとみて学ぶ。
菌の色やそれをはがした時の色の出具合って1本1本違うのは当たり前ですが、
その菌がどんな色を出すのかを把握していたらあとあと役に立つことが多い。
 
でも、
こんなことって普通の方には一つも役に立たないし、
材木屋でも私しか役に立たないことかもしれません。


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このオレンジ色の菌を剥がしてみます。
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なんとなく墨模様が出てきます。
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こんな感じに墨模様がでたり出なかったりしてます。

色々と勉強になります。
自然のなすがままって感じによる模様が面白い。




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