尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

木を育ててみる

このブログを始めたのは2007年くらいからで、当時は蜜蝋が主でそれらに関するいろんな挑戦を書き綴っていました。

蜜蝋を取るためにミツバチを飼ったり、胡桃を山や海に拾いに行き胡桃油を絞ったり今では楽しい思い出です。

そんな材木屋が最近が考えてる事は材木屋なりの木を育て方についてです。

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富山県産虫喰い楢の丸太です。
ウチのRetReは富山県産虫喰い楢の丸太を製材して、墨流し杢(スポルテッド杢)や虫喰い跡を特長とした商品です。

その墨流し杢(スポルテッド杢)をコントロール出来ないかと調べると海外で意図的にコントロールしてるみたいでした。


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そこで、
私も挑戦をします。
小口面に墨流し色を繁殖させる物を人工的に作り塗ります。

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コレでは雨でながれるのでラップで巻いてみました。

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同じ丸太の元口(根っこの方)ではかなり面白い模様が出てます。
ここにも少し塗ってみます。

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これはシデの丸太です。
この木でも試してみます。

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こちらもラップで巻いてみました。

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コレで数ヶ月放置して様子を観察してみます。
木を育てる感は全くありませんが、なか材木屋的に木をコントロールする試みが木を育てるような気になっています。


おいおいと報告します。




尾山製材:https://mitsurocream.com/