尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

楢【オーク】 製材動画もあります。

 
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[英語名:オーク]とは、ブナ科コナラ属のうち落葉広葉樹の総称。
楢は日本全域の山地に生育しており、一昔前まで我々の生活にとって必要不可欠な食事・風呂などの薪として重宝されておりました。
乾燥が難しく天然乾燥では材自身の水分の多さで腐敗していく特徴があり、人工乾燥の無い時代では厄介者扱いでした。
固く褐色で材面の模様が好まれ、柾目には虎斑(トラフ:虎の模様のような杢の一種)という杢目が出ます。※写真の右から2番目の材に虎斑があります。
国産の化粧単板の使用量がほぼ20年間1位である事が楢材の人気を証明している。近年、全国的にカシノナガキクイムシ等の影響でナラ枯れの被害が拡大。
富山県産の虫喰い楢材の活用方法について模索しており、虫喰い楢材(オーク)に里山再生の思いを込めている。
いろいろと模索している中、この虫喰い楢(オーク)を使ってiPhoneケースを作って頂きました。
今年はこの楢材と向き合いながら『木と親しむ!!』ことが出来ればと考えています。
皆様も何かございましたらご意見いただければと思います^^
 
 
弊社で虫喰い楢材を製材しているところを動画にしました。よかったらご覧ください^^