尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

樅(モミ)を製材しました


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昨日、樅を製材しました。
製材機に乗せても回せないくらいの重さで一本製材するのに2時間かかりました。
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長さ3m 末口径840ミリ 元口径1100ミリくらいありました。

針葉樹ですが伐採直後で重たく、

くさびを打ち込むと水が噴き出るほどでした。


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大きな丸太を製材するときはかなりの緊張感に包まれます。

たぶん百年以上の樹齢を重ねているので、

それなりの心構えで取り組まないと大事故になりかねません。


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この写真は2番玉じゃないかなぁ。

一番玉はほとんど節が出ませんでした。

2番玉でこの節の出方ですからかなりの節の無い板が取れました。

3本のモミの木を製材しました。

同じ木で元木からの一番玉3m、

2番玉3mで、3番玉3mで合計の長さが9mで、

9mの直径でも650ミリくらいはありました。

 

かなりの直材だったのですね。


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これは1番玉の大トロの部分です。

木裏でもこの節の無さです。


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全部で20枚ほどの板に製材しました。

厚みは90ミリと60ミリで、

幅が700ミリ未満のを60ミリで、

700ミリ以上のを90ミリに製材しました。

 

まだまだ売り物にはなりませんが、

割れ止めを塗って天乾します。

 

モミの天板などに興味がありましたら、

なんなりとお申し付けください。







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