尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

欅について

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↑欅の製材している様子です。

欅についてまとめてみた。
欅の心材は黄褐色あるいは赤褐色で、辺材は淡黄褐色であります。
年輪がはっきりしており和室にはとってもしっくりくる重硬な木目が美しく、磨くと著しい光沢を生じます。
堅くて摩耗に強いので、家具・建具等の
指物に使われ、
日本家屋の
建築用材としても古くから多用され、神社仏閣などにも用いられました。
 
以前、『欅はなぜ乾かないか?』と言う記事を書きました。
欅はとても乾燥しにくい木ゆえに何年寝かせても反ったり曲がったりします。時には、家を動かすほど反る事があるので大工泣かせの木材であり、また、中心部の赤身と言われる部分が主に使われ、周囲の白太は捨てられるので、よほど太い原木でないと立派な柱は取れません。
欅は、(心材の色が)赤が良く、青は何にもならないと一般的によく言われます。
私自身、欅についてよく知らなかったので欅を良く使っている材木屋に赤と青について聞いてみた。すると赤も青も関係ない。
生育状況や環境の違いでそうなるので、色の違いは生じるが青の方がなかなか乾かずに木が動くことが多いが、木の相が悪いものは赤も青も関係なく、赤でも青でも木の相が良いものは良いということでした。
 
 
尾山製材: http://mitsurocream.com/


 
 
欅を製材している動画です。