尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

国産菜種油のみつろうクリーム

私のみつろうクリームで使用している
菜種油ですが、地元の菜種を一番絞りのみを使用しております。

その菜種油についてお話いたします。
地元JAみな穂さんから購入しております菜種油です。

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JAみな穂さんからの写真提供していただきました。
昨年の4月の写真です。
菜の花と立山連峰のすばらしいコントラストです。
こんな環境で育った菜の花を使用しております。
菜種は花(開花時期:4月)が咲いて咲き終わって
花が落ちて種を収穫いたします。
その種を圧搾法によって絞り
その一番絞りのみを使用しております。
とても高級で安全で栄養分の豊富な菜種油です。

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これがその高級な菜種油です。


私が高級な菜種油を利用して
みつろうとその他の油を入れてみつろうクリームを製造しております。
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現在、菜種油と蜜蝋のみで
今製造しているみつろうクリームよりも上質なものが出来ないかと
いろいろと試行錯誤しております。


その試行錯誤中の菜種油を紹介いたします。

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3種類ともみんな同じJAみな穂さんの菜種油です。

左:熱を加えた菜種油です=①
真ん中:何も手の加えていない菜種油です=②
右:自然の力を加えた菜種油です=③

色は見ていただいたとおりですが、
①>②>③

香りは私の嗅覚での判断
②>③>①
以外にも熱を加えたのがほとんど無臭です。
②は圧搾法で一番絞りの菜種油なので菜種香りはあります。
③は②よりも抑えられたまろやかな香りでした。


素材に塗った時の色合い(変色具合)の実験など
いろいろあるのですが、一番重要な
油の粘度(樹脂化する)の実験はいましている最中で結果がでておりません。


より安全な商品作りに心がけております。
現在の目標は先ほど話したように
現状の品質よりも耐久性などを上げたみつろうクリームを
菜種油と蜜蝋のみで作る事です。

どうしても
菜種油の改良しないと品質を上げる事は出来ないので
そこが一番の改善点なのです。

油の粘度の結果がでればある程度の方向性が見えてくると思っています。
結果がでるのが時間がかかって2~3ヶ月くらいかかるのです。
ワクワクドキドキしながら結果を待っております。