尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

栃に蜜蝋ワックスを塗布しました。

天板の定番は欅だったのですが、
最近、天板などにとても栃が人気あります。

なぜ、栃が人気があるかというと
木目(杢)にチヂミ杢(虎斑)というのが出るのが特徴なのです。
出ないものもあるのですが・・・

その人気のために現在では、
栃も欅同様な価格になっているそうです。



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栃の板をペーパー240番で仕上げて、
蜜蝋ワックスを3度塗りしました。
3度塗りしたことで、
とってもツルツルにつやが出ました。



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板の上部の真ん中から右に掛けて細かいチヂミ杢がでております。
私の蜜蝋ワックスの特徴として、
材の色をあまり変化させないのです。
栃の板は白が強い色で濃い色が着く塗料を乗せるとその色に染まったりするのです。

その色の変化を抑えるために
私のワックスのこだわりのブレンド油にしているところもあるのです。





この栃の板、
私が仕上げたのではなくて
家具フェアー(http://blogs.yahoo.co.jp/gfxdj417/43888734.html)で
蜜蝋ワックスを購入していただいた方の作品です。

ワックスを購入していただいた後もいろいろと交流がありまして、
ワックスの販売先なども紹介していただいて、
いろいろとアドバイスもいただいている方です。

人の出会いとは不思議なもので縁というものを感じております。
良い出会いにありがとうございます。