尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

含水率について

含水率
木材の含水率は、水分がまったく含まれていない時の木材の重量に対する、含有水分の重量パーセントで表される。
下記の式により含水率を計算します。
乾量基準含水率(%)=(W-Wo)/Wo×100(%)
   W  :水を含んでいる状態の木材の重量
   Wo :水を含まない状態(全乾状態)の木材の重量

※木材の全乾重量は、電気定温乾燥器を用いて、温度100℃~150℃に調節した器内で、水分が完全になくなるまで乾燥して求めます。


樹種による全乾比率
全乾比率:水を含まない状態(全乾状態)の木材の重量比率
※比率の高い木材は、細胞壁が厚いため、乾燥によって収縮率が大きい。各樹種によっても異なる。

下記は樹種別の全乾比率です。
杉:0.35 桧:0.40 赤松:0.48 エゾ松:0.40 米栂:0.42 米松:0.48
米ヒバ:0.44 スプルース:0.40 米杉:0.33


今日はここまでとさせていただきます。

先日、木についてでアップした写真で載せていた杉材を使って、
実際に含水率を上記の計算式を使って計算して含水率計で測った数値と比べたいと思います。
楽しみにお待ちください。