2014/08/26
2014/08/26
尾山製材に歴史的な出来事がありました。
こんなことをブログで書くこと自身、
不謹慎ではと自問自答ですが、
多大なご迷惑をおかけしたこと
聞くに聞けない方々が沢山おられると思って、
心配されているので前を向いて頑張っているので
安心してほしい気持ちでブログを書くことを決意しました。
16:45頃に火災をおこしました。
弊社の従業員が無事なのと
近所に迷惑をかけずに鎮火したのが唯一の救いです。
しかし、
近所の方々や消防関係者には多大なご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。
鎮火後の出火元の様子です。
かんなくずから出火しました。
まだ、
チップやおが屑だとくすぶって夜中や夜朝に出火されるようですが、
かんなくずからの出火で夕方に火が出たからよかったのです。
しかし、
前面道路が国道で出火がある程度収まる3~4時間ほど通行止めで、
130世帯停電をおこすこととなりました。
地元消防所や警察や消防団の方々が消火活動で100名以上きて
鎮火作業にあたっておりました。
私はただただ見守るだけでした。
とっても悲しい状況の時には涙も出ないものですね。
ただただ見守るだけ状況でした。
本当につらいときはそんな心境になるのですね。
当日の深夜に寝ずに
ボー然とこの場で立ってみてました。
疲れのピークの状態で、
今後のことも考えたくて無心で心にこの現場を刻んで、
将来二度とこのようなことにならないようにと心に刻んでおりました。
次の日に
現場検証などが終わって、
2階の事務所に入ることが許された直後の様子です。
この事務所は火はほとんど入っていないのですが、
放水により水浸しです。
出火元のすぐ横の
みつろうクリームの倉庫兼製造現場です。
焼野原状態でした。
段ボールが天井付近に積んであったのと
火の回りが上から入ってきたので上にあったパッケージなどは全滅でした。
2階事務所下の小割加工をする機械です。
ここが出火元です。
写真中央の天井下部分から出火しました。
山に積まれているのは、
木材チップです。
かんなくずの隣の部屋にある木材チップを鎮火作業で
放水しながら火がついてくすぶらないように下に落としてました。
こんな状況になって3日目ですが、
過ぎていった日々のことを振り返らないというか、
火災を起こしたことすら忘れかけるくらいです。
どうやったら早く復旧できるかを考えながら行動しているので
分単位で状況が変わって1日がとっても長く感じていたり、
火事見舞いに訪れたたくさんの方々に勇気づけられております。
そして、
唯一の救いは丸太や木材製品は別倉庫にあるので
損害なしです。
倉庫内の在庫は問題ありません。
煙でいぶされてもおりません。
この倉庫を含めて4つの倉庫にある在庫と
土場にある丸太は大丈夫でした。
製材機もほとんど水を被らずに済んだのですが、
配電盤などに水がかかり復旧には少し時間はかかりますが、
この通りたくさんの在庫はあります。
1日でも早く通常の状況に戻れるように頑張りますので、
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
余談なのですが、
震災が起きた時にはわからなかったのですが、
今被災者の気持ちが少しわかってきました。
多くのお見舞いに来てくれる方が哀れんだ顔で来ます。
その哀れんだ顔を見ると
前を向いて頑張ろうとしている者に対して、
完全に過去になっている火災のこと思い出させるんですよね。
忙しさが落ち着くとなんだかわからない不安が押し寄せてくるので、
前を向いて少しづつでも前に進んでいる実感があれば頑張れるんですよね。
尾山製材に仕事を振っていただくことが
一番の励ましです。
このブログを見て尾山製材を励まそうと思われた方は、
ぜひ、ご注文お待ちしております。