尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

丸太の輪切り

杉の丸太を輪切りにしたものです。

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真ん中のほうの年輪の巾は荒いですよね。
端の方の年輪の巾が狭いですよね。
違いがわかると思いますが、
年輪が巾が荒いほど節が出やすく
狭いほどでにくいと言われております。
そうでもない時があるのですけどね。

杉の特徴として赤身(アカミ)と白身(シラタとも言われます。)が
きっちりと分かれているんですよね。
日本の本州から九州まで杉は生えております。
杉の生えている場所で杉の赤身の色が違ったり
年輪の込み具合が違ったりします。
一般的には寒い地方ほど年輪が巾が狭くて、
暖かい地方ほど年輪が巾が荒いと言われております。


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この杉の輪切りの直径が57センチです。
見えないと思いますので、
アップにします。


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右と左にメモリがあるのですが、
右がcmとなりますので57~58センチです。
左が尺寸のメモリとなっており
1尺9寸です。


1寸が3.03センチです。1寸×10で1尺です。
1尺が30.3センチです。

建築の業界ではまだまだ尺寸が主流であります。
そういったことで尺寸とセンチを変換できないと話になりません。

尺寸が間(ケン)に変換したりするのです。
6尺で1間(ケン)となります。
1間=6尺=181.8センチとなります。

間口を表す表現に使われております。
通常の挽き違いのサッシの開口間口がだいたい1間となっております。


杉について語ろうと思っておりましたが
途中で寸法の話に変わってわからない方にはとても難しい話になりすみません。

今年は木材業界の為にちょくちょくこのような話も書いていきますので
よろしくお願いいたします。