尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

肉球用みつろうクリーム

犬の肉球用にみつろうクリームを業者さんから委託されて製作いたしました。
レシピは業者さんからの指定のものです。



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この蜜蝋はこだわりの蜜蝋でありまして、
蜜蝋は40℃くらいから溶け始めて
60℃には完全に液体状になります。
融点の低い蜜蝋(40℃くらいで溶け始めてもの)を独自の製法で取り出したものです。
通常の蜜蝋よりもしっとりとした粘りが感じられます。
ヤフオクで出品している革・竹・肉球用蜜蝋ワックスにはこの蜜蝋を使っております。
説明文には書いてないのですが蜜蝋にはひと手間かけております。

その蜜蝋を使って
ホホバオイルと蜜蝋を入れて湯煎しております。

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かなり溶けてきました。



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ビーカーの水滴をふき取ります。
鍋から上げる直前にマジョラムの精油を入れて完成です。

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こぼさないように容器に入れます。


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固まると白っぽい色になるのです。
油によって白色になったり黄色になったりするんですよ。


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完成です^^

このみつろうクリームの感想ですが、
ホホバオイルベースなので
肌につけるとベタっとするのですが、
そのベタツキが肌への保湿性を守り、
翌日でもしっとりした感じが残るんですよね。

個人的には椿油が好きなので
ホホバと椿油ブレンドしてハンドクリームを使っております。
椿油はベタつかずすっと肌に浸透していく感じがあります。
50:50でブレンドするとちょうど両方の油のいいところが
出るんですよね。

私的には業者さんに50:50で精油の入れないものを作らせてくれと
頼んだのですが向こうの意向は要望のレシピでと言う事でした。

自分で売るのじゃないから自分の意向は抑えないといけないのですよね。
商売ベースとなると難しいですよね。