尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

いろいろな蜜蝋ワックス

先日アップした含水率を計る(1月21日掲載)を書いた日に
含水率を計った杉板にいろいろな油で作った蜜蝋ワックスを塗りました。

含水率の変化と木の色合いの変化を見ようと思いまして
塗ってから約1月経ちました。

塗った当時の写真を撮るのを忘れてておりましたが、
今のところ木の色合いの変化はほとんどありません。

イメージ 1


左の杉板から、亜麻仁油のみ【30.5%、29.5%】、菜種油のみ【36.5%、30.5%】、荏油のみ【26.5%、33.5%】、オリーブ油のみ【27.0%、37.5%】、ごま油のみ【33.0%、28.5%】、くるみ油のみ【30.5%、35.0%】、椿油のみ【29.5%、30.5%】、ブレンド油1(エゴマ、菜種、オリーブ)【26.0%、34.5%】、ブレンド油2(菜種、亜麻仁、椿)【38.0%、26.0%】、無塗装【43.0%、25.0%】、と10種類を1回塗りで、
同じものを2つ杉板に塗り、上の板は日の当たる室内に、下の板は日の当たらない室内に置きました。
※【 】内は、左は上の板の含水率で、右は下の板の含水率です


現在の含水率も計っておりません。今度アップする時には計っておきます。


イメージ 2


日の当たる室内も、日の当たらない室内も関係なく
含水率が30%前後のものは大体このように反っておりました。

板目で反りやすいのですが、
木材は含水率が20%以下の木を使うようにしましょう。