尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

蜜蝋の精製

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やはり、日本ミツバチはいなくなっていました。
そのショックでブログの更新をおろそかにしておりました。
やっとその日本ミツバチショックから立ち直りました。


10月に入り寒くなりまして、
ミツバチも越冬の準備をしております。
箱を開けてもハチミツや蜜蝋を取るのを控えてます。


そこで、
今まで集めた蜜蝋を精製した模様を写真にて説明いたします。


まず、
今まで集めた蜜蝋を手で丸めてボール上の蜜蝋にします。
それを布でつつみまして、(1番上の写真)
熱湯に入れます。(2番目の写真)

熱湯に蜜蝋がとけて、
布の中にはゴミ(幼虫の死骸や花粉とう)が残ります。

熱湯に溶け出た蜜蝋は、
冷めると水と蜜蝋に分離いたします。(3番目の写真)
蜜蝋は水より比重が軽いので水の上に上がります。


3番目の写真の状態では、
ゴミが多くてので、
再度、水を替えて沸騰させ
目の細かいタモみたいなもので、
ゴミを取り除きます。

4番目の写真がそのゴミを取り除いたものです。

3番目と4番目の写真で、
かなり精製された模様がわかると思います。
でも、
近くで見ると4番目の蜜蝋でもまだゴミが少しあるのです。

これをさらに精製してできたのが、
5番目の写真です。
4番目の写真の蜜蝋をこしていく段階で、
ゴミとともにタモについた蜜蝋がもったいないので、
それをあつめたのが右側蜜蝋で、
左側がゴミがほとんどない蜜蝋です。

精製していく段階でかなりの蜜蝋が排水溝の中に流してしまいました。
5番目の写真に写っている蜜蝋は、
精製する前から考えると1/4くらいになっているです。

少量の蜜蝋の精製では、
かなり無駄が多いのだと今回勉強になりました。