尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

木材の乾燥技術

今日、高知の森林組合の方と一緒に木材の加工施設を訪問してきました。
 
木材の乾燥技術が凄いからということで、
見てきました。
 
自分なりに木材の乾燥技術を確立している自負をぶっ飛ばされるくらいの衝撃を受けてきました。
もっと真摯に仕事に取り組まないといけなという凄い刺激を受けてきました。
 
うちよりも小さな会社でこんなに革新的な仕事をしているということと
いろんな技術を取り入れて学び続ける中での確立された技術と知恵が
驚きでした。
 
高価な設備を整えているわけでもなく、
従来の蒸気乾燥にひと工夫と知恵を注いできた賜物なんだろうと感じました。
 
高温乾燥では含水率は落ちますが木の粘りや質感が壊れます。
高温乾燥でなく従来の蒸気乾燥で高温乾燥よりも短期間に含水率が落ちて、
木の良さが損なわれなくててと丸太をそのまま乾燥させても割れにくいということでした。
 
すべてが驚きの現実でした。
実際にその乾燥機から出てきた木材を広葉樹から針葉樹まで見せていただきました。
材木屋なので触れた感じでいろいろ感じ取ります。
実際の含水率よりも持った感じが重い気がしました。
たぶんそれが狂いや質感を変えない要因なんだろうと思いました。
 
こんなお話を書いても多くの方は興味はないと思います。
自分の受けた衝撃を忘れないために書いているだけの記事です。
自分自身も今後学び続け知恵を振り絞り続けないと生きていけないと思っていますので、
ますます精進します。