尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

テレピン油を・・・

蜜蝋ワックスを改良しようと考えております。

現在のブレンド油の乾燥を早めるいい方法を調べていたら、
溶剤を混ぜれば乾燥が早まると知りました。

溶剤の中にも天然素材があります。
たとえば、テレピン油(松類から蒸溜した製油)、リモネンシトラール(レモン、オレンジ等柑橘類の果皮から採取)などあります。
これらを使えば油の乾燥は早まるのですが、

アレルギーを持っている人にはよくないのです。
そうなると、これらを使うのを断念いたしました。


う~~ん、
やっぱし油についていろいろ勉強してブレンドするしかないなぁ。


先日、
養蜂の先生にオセアニア産の蜜蝋がいいと教えてもらいました。
主に化粧品メーカーに流れていっているものらしく品質がよいものです。

世界中を飛び回っている養蜂家がここの蜜蝋の製造過程と品質は世界的に見てもよく、
大量に蜜蝋を精製するので混ざり物のない上質な蜜蝋が取れるのです。
日本や中国の蜜蝋は、蜜蝋を精製する量もすくなく、
巣素といってミツバチの巣を形成する素にパラフィンが多く混ざっており、
蜜蝋を精製する過程でその巣素も入るのでパラフィンの含有される率が多いのです。

実際に見せてもらったのですが、すごい香りがよくてびっくりいたしました。
話に夢中で写真撮ることすら忘れておりました。
今度、その蜜蝋を購入いたしますのでそのときにまたお話いたします。