尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

木材から材木へ 胡桃と栗

木材と材木の定義について調べてみたことがあって特段の定義があるわけでないみたいです。


私的には、
材木屋という言葉をよく使います。


山に立ってる木を立木。

立木を伐採したのを原木。

原木を製材してたのが木材。

出荷するのを材木。

そんな感じて言葉を使い分けてます。
多分、それらの仕事に携わったこのない方はイメージがつかめない方が多くいとおもいます。

原木を製材して木を材に生み出す仕事をしてます。
木材に手間や時間を費やして材木にして、
最大限の素材として使っていただかれる方に材木を提供していくかが材木屋としての技量なんだと思います。


前文が長くてすみません。


イメージ 1

製材後一年くらい天然乾燥させて、
人工乾燥させた国産クルミです。

ほぼ材木の状態です。
皮やゴミを取り除きながら、
寸法を測って材積を出してます。

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寸検しているところです。
まさしく、
材木へと変化しているところです。

イメージ 3

なかなか色の濃い色のクルミです。

イメージ 4

仕上げてオイルを塗るとブラックウォールナットくらいの濃さになると思います。


イメージ 5

栗で木材から材木へとしている作業中。

イメージ 6

栗です。
人工乾燥前の寸法が
白の文字です。
乾燥後が黄色です。
12ミリ縮んでます。

厚みは35ミリ→33ミリで-2ミリ。



これらも材木屋としての仕事の一部です。



尾山製材:http://www.oyamaseizai.com/