尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

原木の腹と背

原木には、
元口は根っこに近い部分の長さ方向。
末口は空に向かってる長さ方向を言います。


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虫喰い楢の原木ですが、
上が末口で、
下が元口にして並べてます。

そして、
原木の巾方向に対して、
腹と背と言う言葉を使います。

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この原木は末口と元口の芯を結んで製材しました。
芯の動きがよくわかります。

芯が右に向かってから左に行っています。

右側が膨らんでるので腹となり、
左側が凹んでるで背となります。

この原木のなりなどをみながら、
木目の状況を読んで製材します。


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それは、
どんな板をどんな厚みで仕上げためにが、
重要であってそれからの推測で仕事をしてきます。


文書で書くとなんだか難しい仕事ですが、
経験と勘での要素が大きいので、
人を育て難い分野です。


そこが悩みどころてす。



尾山製材:http://www.oyamaseizai.com/