尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

腰板のキズの修復(補修)

桧の無垢材の腰板に木工用みつろうクリーム【蜜蝋ワックス】を塗布しまして、
一昨日その現場に行ってその後の様子を見てきました。
 
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水をかけての撥水性を見てみました。
この通り2年たっても撥水性抜群です。
 
 
でも、
針葉樹系(特に杉・桧・パイン)の無垢材のは長年使用しているとキズが付きます。
そこで、
そのついた傷の修復(補修)を簡単に説明します。
 
※簡易的な補修なもので完全に元には戻りませんし、
傷ついた状態よりも少しよくなる程度です。
 
 
 
 
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このように付いた傷があります。
用意するものはスチームアイロンとタオルと木工用みつろうクリームです。
 
 
 

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キズ面にタオルと当ててスチームアイロンでスチームを出しながら温めます。

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こんな感じです。

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すると、このようにキズがわかりにくくなります。
よく見るとわかります。
その上に木工用みつろうクリームを塗布します。
 
すると
 
何もしない状態よりはより分かりにくくなります。
 
 
 

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玄関先の一番傷つきやすい場所を
先ほどの方法で補修した後の状態です。
腰板に汚れなどもついており清掃後の状態であります。
 
汚れや傷のついている部分ほど、
一生懸命清掃したのでかなり色むらが出ています。
 
この状態にして、再度木工用みつろうクリーム塗布します。
 
 
すると、

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こんなにも色がよみがえりました。
 
2年前の状態がこちらです。
2年前と比べると木自体が日焼けして色も変化しておりますが、
これくらい離れて撮影すると色むらや傷はほとんどわかりません。
 
気になるキズを補修する際は木工用みつろうクリームをお勧めいたします^^
 尾山製材のみつろうクリーム:http://mitsurocream.com/