尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

キハダ

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蜜蝋の話しばかりかいておりましたが、
木材屋として木材について誰よりも詳しい木材屋になる事を目指して
木材図鑑を書くことにしました。
 
今回は『キハダ』です。
キハダは漢方薬の原料として樹皮を下痢止めの薬として飲まれた方も多いと思います。
 
心材の色は緑色を帯びた黄褐色で、長時間大気に晒されると褐色色になる。
辺材の色は淡黄白色。
やや軽軟な木材で、保存性(耐水性)は低く加工は容易ですが、
仕上がり面はとく良いとはいえない。
 
用途は木材の色が特徴的なので家具や床柱、指物、器具、などの細工物。
内樹皮は鮮やかな黄色で、漢方薬や染料としても使われるそうです。
 
この前、材木の市場でこのキハダが出ており、
勘違いで購入してしまいました。
木材屋としては恥ずかしい限りな思いでなもので
今後の自分の為に木材図鑑の第一回目として取り上げました。