尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

蜜蝋ワックスの新たな塗り方

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こちらにてみつろうクリームを販売しております^^


蜜蝋ワックスの塗り方をいろいろ考えておりまして、
以前、
蜜蝋ワックスの特殊な使用方法のときに
熱を加えるとこによりワックスがより浸透することを書きました。

それで、
温めたワックスで熱を加えながらどぶ付けにしたらどうなるだろうか???と
疑問に思いやってみました。





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蜜蝋ワックスを蜜蝋の割合を多くしたものを
フライパンに入れて熱を加えて液体状になったワックスの中に
木(杉材を柿渋で1回塗ったもの)を入れました。

揚げ物をする要領です。




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熱を加えたワックスに30分入れて取り上げた状態です。
左側の2枚は無垢の木(何もしてない杉材)です。
右側の2枚は杉材に柿渋を塗ってワックスで上げたものです。




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水を落として撥水性を観察しました。
水を落とした直後です。



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水を落として10分後。




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水を落として20分後。



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水を落として20分経過の水をふき取りました。



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水をふき取ったものをアップしました。
無垢材(左の2枚)は水を吸い込んでうっすらシミになっているのがわかると思います。
ワックスであげた材(右の2枚)はまったく水を吸い込んでいる様子は無いです。


短時間の実験だったもので、
無垢材との比較でしたが
通常ワックスを塗ったものとの比較のほうが良かったのかもしれませんね。

今後、撥水性以外にもいろいろ実験してみたいと思います。
乞うご期待^^