尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

柿渋の発色のその後

昨年にアップした樹種による発色の違いと蜜蝋ワックスの浸透の違いで使った板のその後の発色の様子を写真で取りました。






イメージ 1

左側にある上下の板はピーラです。上は無塗装、下は柿渋塗りました。
左側にある上下の板は米ヒバです。上は無塗装、下は柿渋塗りました。
各板の中央部にあるシミは蜜蝋ワックスを塗ったきり放置しました。

イメージ 2

左側にある上下の板は杉の赤味(柾目)です。上は無塗装、下は柿渋塗りました。
左側にある上下の板は杉の白味(板目)です。上は無塗装、下は柿渋塗りました。
各板の中央部にあるシミは蜜蝋ワックスを塗ったきり放置しました。


時間の経過とともにかなり発色が進んでいるのが、
前回のブログと見比べていただくとお解かりになると思います。

柿渋は布を染めるのにも使われます。
布でも同様に日光と時間の経過で発色が変わってくるのです。