尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

木工用みつろうクリームの特殊な使用方法【蜜蝋ワックス】

今日、年末も差し迫って部屋の片づけをしてました。

 

私の部屋の窓枠なのですが、
ウレタン塗装がしてありましたが
数年前に窓を少し開けていて雑誌がおいてあり雨が入って、
雑誌と塗装がくっついて、
塗装がハゲハゲになりました。

 

それから
毎年、木工用みつろうクリーム【蜜蝋ワックス】を塗っていますが
今年は今日塗りました。


蜜蝋ワックスのドライヤーを使っての使用方法を写真つきで説明いたします。


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蜜蝋ワックスを塗る前の状態です。
かなりの色むらです。
塗膜をいったんペーパーなどで削って剥さないと
ワックスを塗っても色むらは解消できないのですが、
ペーパーで削り落とすのが面倒なので
そのまま塗っております。



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蜜蝋ワックスを塗りはじめた模様です。

 

塗る前に、
・ゴミやホコリを取り除きます 。
・汚れがひどい場合は洗剤などで表面汚れを取り、乾燥させてください。
蜜蝋ワックスを塗る
・乾いた布やカーワックス用のスポンジ(硬め)などにワックスをなじませて軽く広げるように塗ります。


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ワックスを塗って約30分程度放置し、乾き具合を確認してください。

 

そしてドライヤーの登場です。
ドライヤーを使って熱を加えることにより蜜蝋がより蜜蝋に浸透するのです。
蜜蝋の45℃くらいから解け始めて60℃には完全に溶けるのです。
蜜蝋が浸透することにより、しっかりとした塗膜ができるのです。
ドライヤーの熱で数分当てるとワックスがキラキラと解けた様子になります。
そして、乾いた布で仕上げてください。


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完了後、水をたらしました。
水の撥水性を見てください。


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前の写真のアップです。

 

イメージ 6
水をふき取った完成後の写真です。
色むらはしょうがないのですがとりあえず完了です。



ウレタン塗装やニス塗装などの強い塗膜の張る塗装でも、
長年使っていると徐々にですがはげてきますので、
蜜蝋ワックスを塗ったりメンテナンスをすることにより、
塗料としての効果を長持ちさせることができます。

 

本当なら塗膜をいったんきれいに剥して塗りなおすのが良いのですが、
色むらやシミなどを気にしない簡易的なメンテナンス方法です。




ご購入していただいた皆様、ブログに訪問していただいた皆様のおかげで、
本年もブログを続けることができました。
来年もさらに頑張って行きますのでよろしくお願いいたします。

 

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こちらにてみつろうクリームを販売しております^^