材木の価値
長野県の栗です。
とても木目が積んでいる良材です。
といっても、
原木で二股や三股になってたり、
節が多いと良材にはみえない。
根っこの高い部分から、
長さ5mで玉切りしてたのが1番玉。
そして、長さを4mで玉切りしたのが二番玉。
この画像のがその上の三番玉。
さすがに、
根から高さが9mくらいの三番玉だから節も多くなる。
この栗の木の1〜3番玉を全て競り落しました。
この栗もさっきの栗の元の1番玉です。
こちらは末口で700ミリの天板がとれそうです。
そして、
これが二番玉を製材した画像です。
木目の積み具合が素晴らしい。
目の荒いものと積んでるものでは、
同じ大きさでも価値が全然違う。
目が荒いと若木なので反りや曲がりなど動きやすい。
目が積んでいるとサクサクな印象もあり、
木が動きにくい。
仕事の進め易さや仕上がりの良さが全然違う。
同じ樹種でも材木の価値が、
わかってもらえる方がなかなか少なくなってきましたが、そんな中でもそれを理解いただける方とお話しできるとそれだけでも嬉しい。
わかってもらえる方が少なくなりつつありますが良いものを保有して伝えていたなければと思います。