尾山製材日記

富山県と新潟県の県境の朝日町で材木屋を営みながら、みつろうクリームなども製造しております。

製材の学校

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楢の300ミリ角に製材しました。

末口と元口の芯から150ミリづつ振って

300ミリ角にする。

 

この角材を製材する際には、

こういった指示をするのですが、

人工物でないので芯がよれたり、

してるので木の形を見ながら、

どこから製材するのかの

基準を伝える。

 

そんな製材している時に、

こんなこと誰に習ったんだろうか?

製材の学校に通ったわけでないし、

そんな学校なんかもあるわけでない。

誰にというよりも、

原木と製材をしてる経験値であり、

木の中の木目の様子を考えれるようになってるのです。

 

想像を超える製材をする時が、

たまらないのです。

 

二股の木を製材しましたが、

半分くらいから二股になってたので、

末口の芯が全然わからん。

 

木の膨らみや枝の太さなどを見ながら、

考える。

そんな木の経験値もないのですが、

今まで経験値を総合的に考えて決断する。

 

製材の学校があったら、

優等生になる自信がない。

それは基本的なことよりも応用を好むから、

そんな生徒は先生に嫌われる。

だから、優等生にはなれないし、

自分の中の製材についての

技術を語源化する自信も無いので、

先生にもなれない。

 

私の製材技術を伝えれるように

語源化出来るようにしようと思いました。