木工用みつろうオイル 使用方法
年末の大掃除に
オイル仕上げのテーブルなどに
おすすめの使用方法です。
木工用みつろうオイルの塗り方について書きます。
よくある質問としては、
どのタイミングで塗ればよいかと聞かれます。
日々生活している中で、
ツヤが無くなってきてもわかりにくいので
水の弾きが悪くなるなどが一つの目安だと思ってます。
コップの底を湿らせてテーブルに置きました。
少しシミが出来ました。
木工用みつろうオイルと布二枚をご用意いたします。
オイルを適度に布にとって
全体的に薄く塗り広げていきます。
こんなにツヤしました。
塗布後30分を置いてから、
乾拭き用の布でしっかりと乾拭きします。
ベタつきが無くなるまで
しっかりと乾拭きします。
これで仕上がりです。
全体的に見るとこんな感じに
仕上がりました。
#尾山製材
#木工用みつろうオイル
#木工用みつろうクリーム
厚み15ミリの栗の板の乾き方の違い
厚み15ミリの板って、
かなり薄い板ですが、
その厚みの板でも木は乾きません。
栗の板を50ミリに製材して、
人工乾燥させたものを15ミリに製材しました。
その含水率を測りました。
含水率28%です。
天気が良いので天日で2時間当ててみました。
24%に下がりました。
製材して屋外で天然乾燥を
3日ほどした厚み15ミリの栗材です。
含水率60%ほどです。
そして、
水を掛けて天日干し5時間すると、
50%ほどまで下がりました。
数時間ではそれほど含水率は下がらない。
尾山製材倉庫参観日2019晩秋について
2019年11/16(土)・17(日)『尾山製材 倉庫参観日2019 晩秋』を開催いたします。
他では買えないような材木を展示します。
国産スポルテッドウッドや
栗やクルミや桜やカエデの国産広葉樹や
建具材など豊富な材木を展示します。
イベント内容としては、
【11月16日 原木解体ショー&倉庫セール・材木相談会】
【11月17日 倉庫セール・材木相談会】
両日とも倉庫セール・材木相談会を行っております。
参加無料のイベントです。
詳しくは、
下記のURLをご覧下さい。
http://www.oyamaseizai.com/2019/09/22/soukosannkannbi2018-3-2/
#尾山製材倉庫参観日
#尾山製材
#虫喰い楢
#木工用みつろうクリーム
#スポルテッドウッド
#スポルテッド
#spaltedwood
#spaltedoak
#spalted
#倉庫セール
#原木解体ショー
尾山製材 倉庫参観日2019 晩秋
2019年11/16(土)・17(日)
『尾山製材 倉庫参観日2019 晩秋』を開催いたします。
イベント内容としては、
【11月16日 原木解体ショー&倉庫セール・材木相談会】
【11月17日 倉庫セール・材木相談会】
両日とも倉庫セール・材木相談会を行っております。
参加無料のイベントです。
16日の原木解体ショーのみ予約制となっております。
予約受付:https://forms.gle/5khZ3PBAhFMDhWUo6
倉庫セールでは、尾山製材がもつ豊富な材木を多数ご用意しています。一般の方からプロの方まで、様々な模様・用途の材木をご覧頂き、その場で購入も出来ます。また材木の他に、虫喰い楢を使った木の道具ブランド「RetRe」のアイテムや、木のお手入れ用の「みつろうクリーム」の販売もしております。
材木の相談や、木のお手入れ方法の相談などを事前にご予約いただけると対応しやすいので、ご参加希望の方はご来場の日時とご相談内容をあらかじめご連絡いただければと思います。
■11/16(土) 原木解体ショー スケジュール
13:30 受付開始
14:00 倉庫参観
材木のこと、製材所のお仕事についてお話いたします。
14:30 原木解体ショー
製材のことをを学んだ後は、実際に目の前で製材機を動かして、大木を製材する瞬間を見学します。
15:30 倉庫セール・材木相談会
弊社がもつ、豊富な材木を多数ご用意しています。一般の方から、プロの方まで、様々な模様・用途の材木をご覧頂き、その場で購入も出来ます。
ご興味ある方は
尾山製材倉庫参観日FBイベントページを
ご確認ください。
https://www.facebook.com/events/664743567346687/?ti=icl
建具材について
障子や襖に使用される建具材は、
二番玉の柾目材が良い。
言葉で書いても意味がわからない方が多いと思うので図解してみた。
襖についてもよくわからない方もいるかとおもつて図にしてみた。
建具材の二番玉について書くと
樹齢150年以上の真っ直ぐな立木で
根元から4mを切ったのを一番玉として、
その次の二番目に切ったのを二番玉となる。
二番玉は末口と元口の直径の差が少なくて、
芯付近まで節が少ないので、
木目が通った柾目が取れるのです。
建具材も製材して販売してるのですが、
言葉で伝えると背景が見えなすぎてて、
図解すると
樹齢150年以上原木の大トロの部分のみで、
作られる建具って凄い高価なものだと感じてもらいたいです。
建具材の原木を製材するために
弊社には直径1mくらいまで製材できます。
そんな製材を使って、
11/16原木解体ショーを行います。
原木解体ショーは定員制で下記のURLより事前予約が必要となります。
https://forms.gle/5khZ3PBAhFMDhWUo6
ご興味ある方は尾山製材倉庫参観日イベントページをご確認ください。
https://www.facebook.com/events/664743567346687/?ti=icl
縞模様の入った楢
昨日、
雨が降ってて楢の丸太を
10本くらい製材してました。
虫喰い楢でなくて、
ミズナラやコナラです。
その中の一本が、
摩訶不思議な今まで見たことのない
表情をしたミズナラがありました。
この楢で縞模様が入った楢です。
縞模部分の黒色の線が割れてて、
立木の状態で何らかの影響で割れてたのかなと推測しました。
こう見ると面白い表情ですが、
こまなか割れがあるとどうしても販売しにくい材木となってしまいます。
こうみると割れの状況が分かるとおもいます。
こんな感じな割れです。
一本の丸々ダメになりそうですが、
取り敢えず乾いた状態を確認するまで
土場で天然乾燥されます。
10本の全ての楢の
小口をじっくり見てましたが、
こんな異変があることを見抜けてなかった。
どの木がこれだったのかもよくわからずに
未熟さを痛感させられました。
木材から材木へ 胡桃と栗
私的には、
材木屋という言葉をよく使います。
山に立ってる木を立木。
↓
立木を伐採したのを原木。
↓
原木を製材してたのが木材。
↓
出荷するのを材木。
そんな感じて言葉を使い分けてます。
多分、それらの仕事に携わったこのない方はイメージがつかめない方が多くいとおもいます。
原木を製材して木を材に生み出す仕事をしてます。
木材に手間や時間を費やして材木にして、
最大限の素材として使っていただかれる方に材木を提供していくかが材木屋としての技量なんだと思います。
前文が長くてすみません。
製材後一年くらい天然乾燥させて、
人工乾燥させた国産クルミです。
ほぼ材木の状態です。
皮やゴミを取り除きながら、
寸法を測って材積を出してます。
寸検しているところです。
まさしく、
材木へと変化しているところです。
なかなか色の濃い色のクルミです。
仕上げてオイルを塗るとブラックウォールナットくらいの濃さになると思います。
栗で木材から材木へとしている作業中。
栗です。
人工乾燥前の寸法が
白の文字です。
乾燥後が黄色です。
12ミリ縮んでます。
厚みは35ミリ→33ミリで-2ミリ。
これらも材木屋としての仕事の一部です。
尾山製材:http://www.oyamaseizai.com/
木工用みつろうオイルとクリームの塗り方
木工用みつろうオイルと
木工用みつろうクリームの
塗布した時の樹種の違いと塗り方動画です。
木工用みつろうオイルは、
この時期は気温が10度を下がると固まるので40度くらいのお湯に付けて下さい。
手の温もりでも時間はかかりますが緩くなります。
塗布前の上から桜、楓、虫喰い楢墨流し杢
塗布後です。
向かって左から無塗装、木工用みつろうクリーム、木工用みつろうオイルです。
オイルが濃く上がってますが、
塗布の際に多く塗る傾向があるので濃く上がりやすいです。
塗布後30分後にベタつきが感じられなくなるまで乾拭きしてください。
塗布している動画です。
https://youtu.be/sk0nifHRrK8
尾山製材:http://www.oyamaseizai.com/
原木の腹と背
元口は根っこに近い部分の長さ方向。
末口は空に向かってる長さ方向を言います。
虫喰い楢の原木ですが、
上が末口で、
下が元口にして並べてます。
そして、
原木の巾方向に対して、
腹と背と言う言葉を使います。
この原木は末口と元口の芯を結んで製材しました。
芯の動きがよくわかります。
芯が右に向かってから左に行っています。
右側が膨らんでるので腹となり、
左側が凹んでるで背となります。
この原木のなりなどをみながら、
木目の状況を読んで製材します。
それは、
どんな板をどんな厚みで仕上げためにが、
重要であってそれからの推測で仕事をしてきます。
文書で書くとなんだか難しい仕事ですが、
経験と勘での要素が大きいので、
人を育て難い分野です。
そこが悩みどころてす。
尾山製材:http://www.oyamaseizai.com/
楢の原木を製材しました
国産楢の原木を製材しました。
小さな原木や3方向に動いている原木を製材するとこんな感じで芯が左や右に動いてる。
木目に持ってかれるので
乾燥過程で、
割れたり反ったりしていく。
末口と元口にの芯に向かって、
糸を張る。
芯から製材することで、
反りを見極めてどんな厚みにしたりなどを考える。
原木の腹と背中をみながら、
芯で製材してみました。
抱え込んで製材しきる。
製材した切り口を確認すると、
原木の左側が腹で、
右側が背中となります。
依頼があったの製材なので、
あとでのことを考えて大きく割って乾かします。
そして、
数年は土場に寝かせます。
尾山製材:http://www.oyamaseizai.com/
杢について
栃にみられるチヂミ杢。
欅にみられる玉杢。
楢や楓や無難や栃にみられる墨流し杢。
言い出したらキリがないジャンルです。
私も見たことが無い杢も沢山あります。
先週、弊社の倉庫でみた杢について
画像を載せました。
富山県産の栓(セン)を製材した時のもくです。
玉杢っぽい感じの杢ですが、
玉杢とも言い切れない感じです。
花梨の瘤です。
バールと呼ばれるものです。
瘤の表情を見るために一部削りました。
見事な瘤杢でした。
胡桃の墨流し杢になるのかな。な感じの杢です。
胡桃の節周りのチヂミ杢。
栃と椣の墨流し杢です。
こんな杢の在庫も多少はあります。
ご興味あればお問い合わせ下さい。
尾山製材:http://www.oyamaseizai.com/
この広葉樹は何でしょうか?の続き
こんな感じでした。
かなり色の濃い胡桃です。
節の周りの辺材です。
アップにしました。
節周りのチヂミ杢がキラキラしてます。
尾山製材:http://www.oyamaseizai.com/
この広葉樹は何でしょう?
この菌が表面に覆ってる広葉樹は何でしょうか?
菌を手で擦って落とすと
面白い表情が出てきました。
よくわからないとおもうので、
材面をアップにしてみました。
削っるのが楽しみになってきました。
答えはこの木です。
胡桃です。
桟をしないで2年放置してました。
土場の材を整理していて桟積みを忘れいたことに気がついた。
かなりやばいが密かに
どんなことになっているのかワクワクしてながら一枚一枚を確認しまして桟をしました。
菌は付いてますが、
少々菌には侵されてはいますが、
腐ってはないです。
辺材を削って腐りを確認しました。
続きは、
次のページ書きます。
尾山製材:http://www.oyamaseizai.com/
虫喰い楢の角材
210~180ミリの角材を4本とりましま。
末口530ミリくらいの原木を
末口芯から元口芯で製材しました。
大きな角材が欲しいと要望がありまして、
芯抜きで4本取れそうだったので挑戦しました。
乾かすのにどれくらいかかるか検討もつかない角材ですが経験のための挑戦しました。
そして、
倉庫参観日には並べます。
尾山製材 倉庫参観日:https://www.facebook.com/events/353791001864529/?ti=icl
尾山製材:http://www.oyamaseizai.com/